ベンチャーラボシリコンバレーチームは、3月にカリフォルニア州サンタクララにて、パートナーであるADG社をお招きし、1週間のオンサイトワークショップを開催しました。ADG社は、世界のトップ企業や意欲的な新興企業とともに、意義あるデザインとイノベーションを通じて持続可能な成長を実現するための活動を行っています。 このワークショップは、ベンチャーラボが2021年12月からADG社と取り組んでいる「ベンチャービルディング」活動の一環です。ベンチャーラボシリコンバレーのVPであるCraig Tibbets氏によると、「ADG社とパートナーを組むことで、私たちのチームメンバーの能力を補完する経験とスキルを得ることができます。ADG社のチームは、NTKと私たちの課題を理解することに真の関心を示しています。彼らは、単にコンサルティングサービスを提供するだけでなく、我々と一緒にベンチャービジネスを成功させることに本当に情熱を持っているのです。」

ADG社との取り組みでは、ベンチャーラボの注力分野の一つである「モビリティ産業」を取り上げ、刻々と変化する世界に対して、安全でクリーンかつ効率的な輸送とサービスの拡大に貢献することを目標としました。このプロジェクトでは、サプライチェーンの問題を解決するための方法を検討しています。 私たちは、ユーザーニーズ、システム思考、ビジネス戦略のバランスをとるADG社の「デザイン&ソサエティ」(D&S)アプローチを取り入れました。これは、ADG社がシステムや社会のスケールで大きな問題や機会を見つけるために用いているアプローチで、特に私たちのベンチャー企業の仕事と関係が深いものです。 ベンチャービルディングの活動は、これまで以下の3つのフェーズを経て、完了しました。 1. 発見 ― インスピレーション&ワークショップ: モビリティ/ B2B 2. 探索 ― 特定した社会的課題について、一般の人々や専門家へのインタビュー 3. 具体化 – MVP(Minimum Viable Product:最小有効プロダクト)の方向性具体化 MVPの目的は、プロトタイピングを通じて製品の長所と短所に関する貴重な情報を得ること、将来の製品開発の方向性を形成するためのフィードバックを生成すること、そして企業が製品を迅速に市場にリリースすること この活動を通じて、新製品の早期市場ローンチを目指していきます!